陰陽師に関する説明

陰陽師(おんみょうじ)は、古代日本の官職の一つで陰陽五行の思想に基づいて陰陽道の占いや地相(風水)を行う仕事として始まっています。6世紀の飛鳥時代に聖徳太子が高句麗からの僧に学ぶところから日本に伝えられた大陸伝来の学問から進化したもので、伝来当時には、占い、地相(風水)のほか、天体観測、暦の作成、時刻の管理などを理論的な分析によって予言する有識者(主に学僧)をさしていました。

9世紀には、道教と古神道の影響を受け、占術・呪術・祭祀を行い、次第に政権に影響を与えるほどの力を持つようになりました。これらの学問は「天文道」、「陰陽道」、「暦道」として、後に賀茂忠行(かものただゆき)・保憲(やすのり)および安倍晴明(あべのせいめい)などによって世襲され、その並はずれた呪術的能力による実績によりカリスマ的な力を持っていきます。

16世紀には安倍家は土御門家となり、福井県の天社土御門神道本庁に移動して活躍を続けた後、江戸圏開発として現在の東京の建設・区画などの地相を手掛けるなど、「土御門神道」としてその陰陽道が広く知られるようになりました。その他民間でも蘆屋道満(あしやどうまん)などのカリスマ陰陽師がいた他、福井の土御門家とともに現在も残っている高知のいざなぎ流など地方での多くの陰陽師が世襲を中心に活動していました。

技としては、主に以下のようなものがありました。

九字などの呪文
文様や呪文を書いた護符
式神(龍・眷属など)の召喚
体を動かして行う技である禹歩(うほ)など

中世ヨーロッパの錬金術師同様、日本でも最初は律令制度の中にあった陰陽師が民間に広がりだすと、陰陽師を自称し高額な祈祷料を取るエセ陰陽師・僧侶が多く現れ、「陰陽師」という言葉に怪しいイメージが付きまとうようになってしまった背景があります。

この養成講座は、陰陽師の技の中でも錬金術にも通じる「天文道」、「陰陽道」を主に使って、行っているだけでもワクワクしてくるような天・空・地に繋がる技を伝授・指導しており、陰陽師の技の中でも錬金術にも通じる「天文道」、「陰陽道」を主に取り上げ、行っているだけでもワクワクしてくるような天・空・地に繋がる技を伝授・指導しています。霊的契約により精霊や大地と一つとなって活動するシャーマンと違って、陰陽師は霊的契約なしで宇宙・天体およびこの世の陰陽に関する知識と経験、そしてそれらにもとづく技術によって活動するものです。

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